運動会におすすめ
カメラ・レンズ
ワンポイントアドバイス
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お役立ち情報まとめ
ここでは各メーカーのカメラページで紹介できなかった補助的な情報のまとめと、ニコンやマイクロフォーサーズ(オリンパス、パナソニック)についても少しだけ言及していますので、読み物としてお楽しみください。
予備のメモリーカード&バッテリーを持って行こう
運動会では大容量メモリーカードを余分に1枚は持って行きましょう。
容量の少ないものだと撮り方によってはすぐいっぱいになってしまうので、64GB以上のものが良いでしょう。
性能を表す「Class(クラス)」の数値が高いものなら記録枚数、連写速度、動画撮影等、すべての動作で安定しますのでおすすめです。
購入する場合、安価なメモリーカードでは粗悪なものがまれにあります。APEX RENTALSではSanDisk(サンディスク)製のものを推奨します。 よくわからない方は合わせてレンタルすれば確実です。
またバッテリーも予備があると安心です。
APEX RENTALSのカメラレンタルにはバッテリーが2個付属。静止画撮影なら十分賄えるはずですが、連写や動画撮影を多用する場合は、大容量メモリーカードと合わせて予備バッテリーも必須です。
商品ページのオプション項目に、適合するものを載せていますので、一緒にカートに入れてお申し込みください。
一眼カメラはファインダーで撮影しよう
液晶モニターを見ながらスマホのように撮影できるライブビュー機能は非常に便利ですが、徒競走など激しい動きのある競技を大きな望遠レンズで撮影するときは、ぜひファインダーをのぞきながらの撮影をおすすめします。
きちんと目と両手でカメラを固定し、ワキを締めて構えるのがコツ。カメラとのバランスが良くなるため手ブレを防ぐ効果もありますよ。
また、天気が良い野外では液晶モニターが太陽光の反射で見づらくなってしまうことも。そんなときは状況に応じてファインダーとライブビューを使い分けましょう。
連写モードでたくさん撮ろう
とりあえずたくさん撮りましょう。
失敗を恐れる必要はありません。なぜならデータを記録するメモリーカードは、安価かつ大容量化してきていますから、フィルムのように枚数を気にして撮影しなくても大丈夫だからです。
たくさん撮った中から、家族といっしょにベストショットをチョイスするのも良いでしょう。それも、撮影後の楽しみのひとつではないでしょうか?
なお、カメラの標準設定では撮影後に撮った写真が自動表示されるようになっています。連射撮影する場合は邪魔になり得ますので、メニューからOFFにしておきましょう。
連写する際の注意点
連写は運動会など動く被写体を撮影するときに大変有用な撮影方法ですが、思わぬ落とし穴もあります。
1つは連写できる枚数に制限があることです。
これは使うカメラによって異なりますが、カメラ内のメモリー(一時的に保存しておく領域)に限りがあるから起きる現象で、メモリーがいっぱいになると撮影が止まる、あるいは連写速度がゆっくりになります。
連写後はメモリーカードへの書き込み待ち時間が発生することも要注意です。
たくさん撮影した後はその分長い時間待たされます。
連写を多用する場合はできるだけ高速に書き込める高性能なメモリーカードを使いましょう!
ここぞという場面でのシャッターチャンスを逃さないためにも、余裕を持って連写するようにしましょう。
よりよい思い出にするためのひと工夫
運動会では撮影に夢中になり、淡々とお子さんだけを撮り続けてしまうご両親も多いはず。
それだと後日見返したときや動画編集を行うとき、同じようなシーンが続いて単調かもしれません。
そこで運動会当日は、朝起きてから夜寝るまでの間、子どもとのコミュニケーションを積極的に行い、それも含めて撮影してみましょう。
お子さんの一日のようすを映像や写真に残しておけば、思い出はさらに深まるはず。
会場のようすなど、風景を撮っておくのも良いでしょう。
ビデオカメラを動かすときはゆっくりと、ズームは要所要所で
ズーミングや被写体を追いかけるといったカメラの操作は、できるかぎりゆっくりと、ふんわり操作を心がけましょう。
すばやく動かされた映像は、あとから視聴するときに見づらいだけでなく、画面酔いを引き起こします。少し遅いかな?と思うくらいがちょうどよくなります。
また、常にお子さんの顔アップを中心に撮ることも控えましょう。
せっかくの晴れ舞台なのに、と思われるのもごもっとも。ですが、ここではアップで撮りたい気持ちをぐっと抑えて、全身からお友達2〜3人を含めて撮影してみましょう。
顔だけでは分からない、その瞬間の雰囲気まで撮れて、いっそう良い動画になります。
もちろん、要所要所で顔のアップを撮ることは、映像にメリハリが生まれ効果的ですので、その際はしっかり撮ってあげましょう。
カメラは子どもの目線で構えよう
近くのお子さんを撮影する際、直立したまま上から撮ると、圧迫感ある映像になってしまいます。
しゃがむなどしてお子さんの目線で撮ってみましょう。おとなの視線ではなく、お子さんの視線ならではの臨場感あふれる映像が撮れると思います。
便利な一脚を活用しよう
望遠で、しかも動いている被写体を撮影することが多くなる運動会。
ただでさえ望遠撮影は手ブレの影響を受けやすいのに、望遠レンズは重く大きいものがほとんどで、気を付けていても疲れで集中力を失い、手ブレ写真が量産されてしまうことも。
そういうときは三脚を使って疲労や手ブレを軽減したいものですが、運動会での三脚の使用は、安全のため禁止されているところも多いようです。
ですがもし、三脚よりもコンパクトな一脚の使用が許されているようなら、ぜひとも導入を検討してください!
リーベック ハンズフリー一脚 HFMP KIT
おすすめの一脚はこのハンズフリー一脚。通常の一脚と異なり三点で地面と接触するため安定性があります。
もちろん高さ調整もできるため、立ちながらでも椅子に座ったまま使ったりすることもできます。
マンフロット 一脚 MVM500A
同等品はこちら。
ハンズフリー一脚とほぼ同じように使えますが、地面との接触部がやや小さめなので、安定性は上のリーベックの方かな、と思います。
どちらもある程度の重さでしたら自立しますが、望遠レンズを装着したカメラはそれなりの重さがありますので、手を離さず、しっかりとつかんで撮影されることを強く推奨いたします。
倒して壊してしまったらせっかくの運動会が台無しになってしまいますし、何よりけがをしてしまう恐れがありますので、十分ご留意ください。
よくある質問と用語集
動画撮影中に写真も撮れますか?
2024年現在は、ほとんどのカメラで動画撮影中に静止画を撮ることができます。
ただし枚数やカメラによっては、メモリーカードに書き込む時間が生じます。本番に臨む前に挙動を確認しておきましょう。
ちなみに撮影した動画から静止画を書き出せたりもできます。
動画をメインに撮りたい場合は、当日は動画撮影に専念し、あとから静止画として保存する方法がおすすめです。
バッテリーはいくつくらいあれば安心?
APEX RENTALSでは、バッテリーは2個付属していますが、撮影環境や撮り方によってバッテリーの消費速度は異なりますので、一概に何個あれば安心、とは言えません。
何時間も動画を撮ったり、何百枚も写真を撮ったりする可能性があるなら、予備バッテリーを追加でレンタルいただくことをおすすめします。
撮った映像はどのようにすればいいですか?
ご返却前にバックアップを行いましょう。
Windowsパソコンをお持ちなら、ソニーの無料ソフトウェア「PlayMemories Home」で、かんたんに取り込みやディスク作成などが行えます。※一部対象外のカメラもあります
・PlayMemories Home サポート
Macは無料で使える iMovie を活用しましょう。
HDR-CX680 や FDR-AX45 など、外付けハードディスクに保存するダイレクトコピーに対応した機種なら、パソコンを介さずに外付けハードディスクに保存できます。
・外付けハードディスクに保存する(ダイレクトコピー)
カメラを返却した後でも、対応のテレビやパソコンに繋いで再生することが可能です。
・ダイレクトコピーで外付けハードディスクに保存した画像を再生する
よくわからない方は、弊社でダビングサービス(有償)を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
・お問い合わせフォーム
・APEX DUBBING(エイペックスダビング)
その他、公式の情報もご確認ください。
・カメラで撮影した写真や動画をパソコンに取り込む方法
・4Kハンディカムの上手な活用方法
4Kで撮った動画はどうやって見るのですか?
再生だけなら上述の無料ソフトウェア「PlayMemories Home」でパソコンに取り込んでソフトウェア上で再生できます。無料の動画ファイル再生ソフトも多く存在します。
ただしパソコンモニターが4K対応していないと、4Kの美麗さは失われています。
4K画質で再生したい場合は、パソコンや外付けハードディスクに取り込んだ後、4Kに対応したケーブルを使って4Kに対応したモニターに出力する必要があります。
・4Kハンディカムの上手な活用方法
【空間光学手ブレ補正】
ソニー製ハンディカム(ビデオカメラ)に搭載されている手ブレ補正技術。
レンズ部とセンサー部がカメラ内で揺れることでブレを吸収、軽減します。
【全画素超解像ズーム】
ソニー製ハンディカム(ビデオカメラ)に搭載されている、光学ズームにプラスし、さらにズームを可能とする技術。
デジタルズームながら画質の劣化を極小に抑えて、通常の光学ズームと同じような感覚で使えると謳われています。
【画素数】
「3840×2160」や「1920×1080」といった、縦×横の数値で表現され、単位はピクセルになります。
画素数が大きいほど保存されるファイルサイズも大きくなります。
【総画素数・有効画素数】
カメラの仕様を見ると画素数についての記述が「総画素数」「有効画素数」と2種あります。
「有効画素数」は「総画素数」よりも小さい値で、この差は補正や最適な処理を施すために必要な「あそび」みたいなものとお考えください。
そのため最高画質設定で撮っても、実際に保存される画像は総画素数ではなく有効画素数内になります。
【ビットレート】
主に「bps」「b/s」と表記され、この場合「1秒当たりのデータ量」を表します(bit per second:ビットパーセカンド)。
数値が大きい方が情報量が大きくなり、ファイルサイズも大きくなります。
ちなみに「Mbps」と表示されるときの「M」は、単位を表す接頭辞で「メガ」と読み、100万を表します。つまり「Mbps」は「bps」のデータ量の100万倍になります。
【f値(絞り)】
レンズの明るさを表す数値です。値が小さいほど明るく、大きいほど暗い意味になります。
f値はシャッタースピードや感度など他の指標と密接に関係します。お互いがお互いの数値に影響を及ぼし及ぼされ…と説明するとかなりややこしくなるため、ここでは単純に、
1. f値が小さいと背景がボケやすい
2. f値が小さいと暗い場所でも撮影しやすい
の2点を覚えておくと良いでしょう。もっと詳しく知りたい、興味がある方は調べてみてください。
【シャッタースピード】
写真撮影するときのシャッターが開いている時間です。別の言い方をすると光を取り込む時間です。
シャッタースピードが速いと光を取り込む時間が短くなりますが、昆虫が飛び立つ瞬間や雷など、人間の目では捉えることが難しい超スピードの世界を収めることができます。
ただし速すぎる(開いている時間が短すぎる)と明るさが足りない暗い写真になりますので、ストロボを使ったり感度を上げたりする工夫が必要になります。
早いシャッタースピードはカメラ上で「1/1000」のように表示されます。
一方、シャッタースピードが遅いと光を取り込む時間が長くなり、水や光の流れの軌跡を収めたり、暗い場所でも明るく写すことができます。ただし遅すぎる(開いている時間が長すぎる)と明るすぎで白飛びした写真になります。
この場合もNDフィルターを使ったり感度を調整する必要があります。
遅いシャッタースピードはカメラ上で「30"」のように表示されます(この例では30秒)。
言葉にするとややこしいですが、普通に撮影するならシャッタースピード優先モードにしておくことで、シャッタースピード以外の設定はカメラが適切な値になるように調整をしてくれます(無理なときもあります)。
【フォーカスモード(AF-S/AF-C/AF-Aなど)】
AF-Sはシャッター半押ししたとき一度だけピントを合わせるモードです。撮影者自身や被写体が動いたら(風で揺れたりなども)ピントが外れます。
最初にピントが固定されるため、意図的にピントをずらしたいときにも使います。
AF-Cはピントを合わせ続けるモードです。動いている被写体に有効です。
CはContinuous(コンティニュアス)ですが、「SERVO(サーボ)」で表現されることもあります。
AF-Aは上述のAF-SとAF-Cの自動切り替えモードです。
【サードパーティ】
オリジナルブランドではない企業のこと。
例えばソニーのミラーレスカメラ用のレンズをシグマやタムロンといった企業が開発・販売していますが、そのような企業のことをサードパーティと言います。
【HDR(エイチディーアール)】
白飛び・黒つぶれをすることなく、豊かな階調(グラデーション)を維持する技術および描写する機能。
明暗差の激しいシーンで非常に有効。
カメラでは露出(明るさ)の異なる複数枚の画像から、有効に補正・合成された画像を生成します。
High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)。
【Vlog(ブイログ)】
ビデオブログ(Video Blog)のこと。
テキスト主体のブログではなく動画主体のブログのことを指して使われます。
Vlog向けのカメラも各社から登場し、活気づけています。
おまけ
最後にキヤノン、ソニー以外のメーカーについて少しだけご紹介します。
Nikon Z 50
Z 50は良いカメラなのですが、今回紹介しなかった理由は少し性能の周回遅れ感があったからです。
Zマウントレンズについては、ようやくすばらしい望遠レンズがそろってきましたので、Z 50の後継機が生まれれば再度キヤノン・ソニー・ニコンの三強状態に復帰できるはず。
ニコンには、初心者にもおすすめしやすいAPS-Cサイズのミラーレスカメラの刷新を望みます。
マイクロフォーサーズ
OM SYSTEM & Panasonic
マイクロフォーサーズはその特性から望遠撮影に強く、以前はリーズナブルなお値段もあって、運動会撮影におすすめできるシリーズだったのですが、2024年時点ではカジュアルさが失われ玄人向けのカメラになってしまったかな、という印象です。
また円安の影響もあり、初めてカメラとしても手に取りにくい価格帯になってしまいました。
総じておすすめしづらくなったため、ご紹介を控えました。
ちなみにオリンパスはカメラ事業を手放し、OMデジタルソリューションズという会社へ引き継がれています。