X100VIでREALA ACEを使い倒せ!
発売から長いこと待ち続けていた富士フイルム X100VIが、ついにAPEX RENTALSにもやってきました。
X-T5に小さめの単焦点レンズが最推しの私は本当に欲しかったカメラ。
今回はX100VIで新フィルムシミュレーションのREALA ACEをひたすら使い倒す特集となります。
REALA ACE(リアラエース)とは
REALA ACEはネガフィルムの[REALA ACE]がベースとなっており、目で見たままに近い忠実な色再現とメリハリのある階調が特徴のフィルムシミュレーションです。
出典:富士フイルム公式Q&A
富士フイルム公式サイトのモード別特長相関図を見てわかるように、ポジフィルムでスタンダートなPROVIAよりは彩度が低く、ネガフィルムのPRO Neg. Hiよりは彩度も階調も高いのがREALA ACEです。
撮影に行こう!
さっそく作例を載せていきます。全てフィルムシミュレーションREALA ACEを使用しています。
とにかく持ち歩いてバシャバシャ撮る毎日...最初の印象としてはとにかく地味。比較的癖の強いクラシッククロームやVelviaを好んで使っていた私にはだいぶ退屈に感じる色味。
これはどうなのだろうと思いながらも諦めずに使い続けること約1ヵ月……。
結果的にはREALA ACE最高!!でした。
撮影を続ければ続けるほど、誇張されたりしない自然な色味が昔ながらの思い出写真のイメージそのものに見えてきます。
カフェで食事するだけの日常のワンシーンから、休日に旅行に行く思い出撮影まで、どんなシーンも自然に少し昔の思い出写真のように見せてくれるのがREALA ACEでした。
PROVIAスタンダートとの比較
REALA ACEだけを見ても色味の違いがわかりにくいので、PROVIAスタンダートとの比較画像も2枚載せておきます。
X100VIを使いこなそう!
ここからはX100VI の高性能ぶりを作例と一緒にさらっと確認していきましょう。
最短撮影距離は10p。お目当ての対象物に寄り放題でした。
単焦点でレンズではありますが、デジタルテレコン機能でクロップすることで50mmと70mmの撮影も可能です。
5軸6段の手振れ補正のおかげで、シャッタースピード1/15でも手ブレはありません。街中でのスナップ撮影に最適なカメラです。
逆光での光芒撮影時もフレアやゴーストは出にくく感じました。
被写体検出AF機能が人物や動物だけじゃなく電車にまで対応しています。走り去る電車も簡単に撮影できました。
開放玉ボケも綺麗です。
4段分のNDフィルターが内蔵されていることで、明る過ぎる環境下も簡単に解放での撮影が可能です。
ボディを確認しよう
片手にさらっとおさまる小型軽量おしゃれボディ。
これで4020万画素のAPS-Cセンサーの高画質に5軸手振れ補正は完璧なスペック。
ISO感度の設定はX-Proシリーズと同じで、シャッタースピードダイヤルの中にさらにダイヤルがある仕様です。
X-T5の仕様に慣れてしまった私は、このダイヤルだけは若干使いにくさを感じました。
X100VIとX-T5の比較
X100VIのレンズは使いやすい23mmF2(35mm判換算約35mm)。
X-T5にXF23mmF2 R WRを装着して並べてみると、X100VIボディの小ささがよくわかります。
これ以上レンズ周りが大きいと鞄からの出し入れが不便になりますので、ギリギリの絶妙なサイズ感です。
まとめ
今回X100VIとREALA ACEをひたすら使い倒しましたが本当に最高でした!!
高性能な上に片手におさまるサイズで、使えば使うほどに本当に欲しくなるカメラでした。
購入するにちょっと高いカメラなので、まずはAPEX RENTALSで1度レンタルして使ってみてください。
レンタルはこちらから
REALA ACEの作例
最後にREALA ACEで撮影した写真をご紹介します。
ここではX100VIだけでなく、X-T5で撮った写真もあります。
REALA ACE以外のフィルムシミュレーションに関しては過去の特集で作品を掲載しています。ぜひこちらもお楽しみください。
おまけ
2024年6月末のファームウェアアップデートで、推しカメラのX-T5でもREALA ACEが使えるようになりました。
以前撮影したRAWデータがSDカードに残っていれば、カメラで読み込ませることで、当時存在しなかったREALA ACEにカメラ内現像処理が可能です。
フィルムシミュレーションを適用させることで、写真の雰囲気がガラッと変わって、別の新しい写真のように楽しめちゃいます。
データがある場合はぜひ試してみてください。