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高級コンデジDSC-RX100M7 & iPhone 12 Pro Max 〇得意なところ △苦手なところ クイズ形式で再確認しよう

「高級コンデジ?アイフォンで十分でしょ」
そんなアナタに読んで欲しい比較レビューです

突然ですが問題です!
下の2枚の写真は、iPhoneの標準カメラと高級コンデジを使用して撮影した写真です。
高級コンデジで撮影した写真は左右どちらでしょうか!?

Q.急にクイズが始まった?
急や





正解は・・・




左です。


高級コンデジ SONY サイバーショット DSC-RX100M7

iPhone12 pro max 標準カメラでポートレートモード使用

iPhoneはすごい!←わかる
高級コンデジもすごい←わかって

なぜいきなりクイズが始まったのかというと…
「高級コンデジって高いけど意味あるの?」
「一眼系のカメラはレンズ交換出来るから意味あるだろうけど、コンデジならiPhoneで十分じゃないの?」
「そもそも何が違うの!?」

なんて考えたことありませんか?
そんな疑問を解消するために、今回はiPhoneと高級コンデジをクイズ形式に比較してみようと思います!

記事の最後に作例もたくさんありますのでぜひ見て行ってください。

さて、先程の2枚のお花の写真は背景のボケ味比較のために撮影したものです。
どちらも綺麗な写真ですが、DSC-RX100M7で撮影した左側の写真は若干ボケ味が足りない感じがしますね。
これはズームの使用でカメラの開放絞りがF4まで暗くなり、ピントの合う範囲が広くなってしまったことが原因です。
背景のボケ味の強度だけの判断基準で見ると、iPhoneで撮影した右側の写真が圧倒的にボケていい感じに見えますね!

しかーし!
iPhoneの標準カメラのポートレートモードはあくまでも人物撮影に使用するモードです。
上の例では上手くいきましたが、被写体次第ではボケ味がモザイクのように不自然になる場合があります。

下の写真のような細かい被写体に接近して撮影した場合、iPhoneは強引で不自然なボケになってしまいました。
一方、DSC-RX100M7は自然なボケ味が出せていると思います。


iPhone12 pro max

DSC-RX100M7

撮影条件や被写体にもよりますが、ボケ味の強さならiPhone、ボケ味の自然さならDSC-RX100M7がベストなのかもしれません。

第2問
高級コンデジで撮影した夜景はどちらでしょうか?

HDR(ハイダイナミックレンジ:明暗の激しいシーンでも白飛び黒つぶれしないように撮れる機能)で撮影だけあってパッと見た感じだと同じように綺麗に見えますね。




正解は・・・




右です!!


iPhone12 pro max

SONY サイバーショット DSC-RX100M7

HDRの撮り方ですが、iPhoneはシャッター押すだけで自動でスマートHDRが働きます!圧倒的に楽です。
DSC-RX100M7でHDR撮影するには手動の設定が必要で若干めんどうです。
どちらも綺麗なら、かんたんに撮れるiPhoneの方が良い!と言いたいとこですが・・・実はこの2枚の写真は拡大すると画質にものすごく差があります


iPhone12 pro max(約1200万画素

DSC-RX100M7(約2010万画素

光の粒や車のシルエットを見ると圧倒的にDSC-RX100M7の画質が綺麗ですね。
理由は簡単!写真の下に記載した通り、単純にカメラの画素数がDSC-RX100M7の方が高いからです。

iPhoneでスマートHDR撮影すれば、キレイで、しかも白飛びなどせず、自然な色味が出る夜景が撮れるので、簡単ながらとても優秀です。
拡大するとちょっと残念なところもありますが、iPhoneの画面で見る分には最高に綺麗ですので、単純にDSC-RX100M7より劣っているというわけではありません。
写真の楽しみ方によって評価が異なる、少し難しい勝負でした。


画素の話が出たので、デジタルカメラの性能を決める重要な要素「イメージセンサーのサイズ」も比較しちゃいましょう。
デジタルカメラはイメージセンサーが光を受けて画像が作られるため、イメージセンサーのサイズが大きいほうが暗所撮影に強い!ボケ味が強く出る!!などなど・・・大きければ大きいほど利点が多いものです。

iPhoneとDSC-RX100M7のセンサーサイズをだいたいで図にすると、こうなります!!

イメージセンサー比較画像

画素数同様にイメージセンサーもDSC-RX100M7の方が大きいです。
やはりDSC-RX100M7は基本性能が高いカメラですね。

第3問
シャッタースピード対決!
高級コンデジで撮影した噴水の水しぶきの写真はどちらでしょうか?

今回の写真はどちらも高速シャッターで水を止めて撮影しているため、綺麗に水が止まっていて、差がわかりませんね。




正解は・・・




左です!!


SONY サイバーショット DSC-RX100M7

iPhone12 pro max

今度は逆の低速シャッターで撮影してみましょう。
DSC-RX100M7なら簡単にシャッタースピードを調整することができるので、この写真のように水の流れ方を調整して撮影することができます。

DSC-RX100M7(シャッタースピード1/15秒)
DSC-RX100M7(シャッタースピード1/15秒)

ですがiPhoneの標準カメラはシャッタースピードを調整できないので、水を止めることは出来ますが、流れるような水は撮影出来ません。
撮影後にアプリを使って加工することはできますが…。

なお最初に紹介した水が止まっている写真がシャッタースピード1/8000秒で、上の水が流れているような写真のシャッタースピード1/15秒です。

※シャッタースピードについてはこちらを参照:【カメラ初心者のための基礎知識】〜シャッタースピード編〜

第4問
次は望遠クイズといきたいとこですがだいぶ長くなってきたので・・・クイズ無しで、いっきにいきましょう。

iPhone12ProMaxとDSC-RX100M7のズーム比較

iPhoneが広角側に、DSC-RX100M7が望遠側に強いことが画角から分かります。
iPhoneも光学ズームだけでなくデジタルズームを併用すれば200mmクラスの望遠も撮れます!
でもデジタルズームなので画質が落ちます
使いどころを見極めて適切に活用できると良いですね。

カメラを楽しみたいときはカメラを選びたい

さてここまで長々クイズ形式で比較を紹介してきましたが、もうみなさんおわかりですよね?
高級コンデジは出来るやつなんです!必要なんです!!
特にレンズ交換ができる大きいカメラは持ち歩くのはしんどい・・・でもこだわった写真が撮りたい・・・なんて人にはピッタリカメラなんです!!!

もちろんiPhoneは何も考えずにシャッター押すだけで映える最高のカメラです
ただiPhoneはやはりカメラではなくスマートフォンですから、画素数や基本性能、細かい設定が出来る点などを考えると、やはり高級コンデジは圧倒的なんです。
性能が高いからこそ、その性能を活かそうとすると1枚写真を撮影するのに設定や確認で時間がかかったりはしますが・・・それも込みで楽しいですよね!

結論はどちらも最高のカメラです。被写体や撮影条件次第でカメラを選んで使いましょう!
iPhone12 pro max、DSC-RX100M7、どちらも弊社にて絶賛レンタル中になります。

最後に比較ついでに撮影したDSC-RX100M7の作例です!!

DSC-RX100M7 作例その1
DSC-RX100M7 作例その2
DSC-RX100M7 作例その3
DSC-RX100M7 作例その4
DSC-RX100M7 作例その5
DSC-RX100M7 作例その6
DSC-RX100M7 作例その7
DSC-RX100M7 作例その8

iPhoneの作例です!!(一部加工あり)

iPhone 作例その1
iPhone 作例その2
iPhone 作例その5
iPhone 作例その4
iPhone 作例その3
iPhone 作例その6
iPhone 作例その7
iPhone 作例その8

おまけ

iPhoneではシャッタースピードを調整した撮影はできませんが、カメラアプリで加工は出来ちゃいます。


1.標準カメラアプリのLive Photosで撮影

2.写真を表示して上にスワイプ

3.エフェクトが表示されるので右にスワイプ

4.長時間露光を選択

iPhoneの作例でも紹介しましたが、こんな感じの写真であれば自然な仕上げに加工できます。


これが

こうなる

シャッタスピードの細かい設定が出来る点に関しては、通常のスマホではなくカメラ(デジカメ)の方が優秀です。
でも長時間露光は例のような水だけじゃなく、夜景の光を流したり、強くしたりする時などいろんなシーンで使えるので、加工も便利ですね。

ちなみにiPhoneでもコンデジでも、長時間露光撮影時は三脚を使用しないとブレてしまうので注意しましょう!!