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FUJINON XF16-55mmF2.8 R LM WR with X-Pro2

今月の特集はいつも書いているスタッフではない別のスタッフの記事となります。
変わらず楽しんでいただければ嬉しいです。

さっそく以下からどうぞ。


祝!フジノンレンズレンタルサービス開始

待望のフジノンレンズがレンタル館に入荷しました!!
普段X-Pro2を使用している私は、この時をひたすらに待っていました。早速、使用感をじゃんじゃんレビューしていきたいと思います。

今回の記念すべき初レビューレンズはXF16-55mmF2.8 R LM WRです。
こちらは35mm判換算で約24mm-84mm相当の使いやすい焦点距離に、開放F2.8の明るさ、そしてWR(Weather Resistant )、防塵・防滴までも兼ね揃えた、高性能標準ズームレンズです。※Xマウントのミラーレス一眼には、APS-Cサイズしかありません※

新入荷したフジノンレンズ4種類をご紹介

まずは2018年5月現在、レンタル館で好評レンタル中のフジノンレンズ4種類のサイズ感をサラッと確認しましょう。

左から広角ズーム「XF10-24mmF4 R OIS」、標準ズーム「XF16-55mmF2.8 R LM WR」、中望遠ズーム「XF16-55mmF2.8 R LM WR」、望遠ズーム「XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR」となっています。
今回レビューする標準ズームレンズのXF16-55mmF2.8 R LM WRを、自前のX-pro2にセットして持つと下のような感じです。※X-pro2はレンタルしていません!※

普段使いには少し大きい気もしますが、開放F2.8のWRでこのサイズ感はであれば、旅行・イベント・ポートレート撮影など、ここぞという時に大活躍してくれそうですね。

フジノンレンズは絞りリング付き!

ではここで、フジノンレンズの特徴、絞りリングについてふれていきましょう。
フジノンレンズは、ほとんどのレンズに絞りリングがついています。
絞りリングってなに???という方は下の画像を御覧ください。

レンズにズームリングとフォーカスリング以外にもうひとつリングがあります。ボディ側ではなく、このリングをクルクル回して、絞り数値の調整が出来るのです。

昔はこの絞りリングがほとんどのレンズについていましたが、デジタル時代に入り、絞り数値はボディ側で変更するのが主流となってしまいました。
最近では動画撮影が増えてきたからか、各メーカー絞りリングのあるレンズも出してはいますが、標準ズームレンズや望遠ズームレンズで、絞りリングがあるレンズは少ないです。

もちろんどちらで操作する方が性能として上、とういうことではないので、ボディ側かレンズ側か、どちらが使いやすいかの違いにはなります。
ですが私個人としては、絞りリングを使った昔ながらの操作性と、次に説明するフィルムシミュレーションが好き過ぎて、どうしてもフジカメラ推し姿勢が止まりません。

フィルムシミュレーションとは?

さて、一度気持ちを落ち着かせて・・・ここから撮影に入っていきましょう。
フジフィルムのカメラと言えばJPEG撮って出しです。RAW現像は必要ありません。フィルムシミュレーションがあります!!(個人的な主張)

フィルムシミュレーションとはフジフィルムのホームページから引用すると、「豊かな色再現性と階調表現をフィルム取り替える感覚で設定できる機能」とのこと。
例えば、PROVIA、Velvia、ASTIA、クラッシッククローム、ACROSなどがあり、銀塩フィルムの色調や階調を設定として選ぶだけで、昔選んで購入して使用した写真さながらに、カメラがデジタルで再現してくれます。
フィルムで撮影する趣や独特の質感はありませんが、色味としては十分満足出来る機能です。
今回の作例では、フジフィルムならではの、このフィルムシミュレーションを使用して、JPEG撮って出しをグイグイしていきます!※縮小のみしています※

作例

まずは夕暮れの線路をレンズの最小絞りで撮影。
使用したフィルムシュミレーション「Velvia」は、青空をより青く・夕焼けをより赤くしてくれます。さすがの色味。キレイに空が焼けてくれています。


フィルムシミュレーション:Velvia
絞り:F22、 シャッタースピード:1/30秒、ISO:640、焦点距離:55mm

次ももう1枚夕暮れ写真。
個人的にはフジフィルムで撮影する夕日は、フィルムシミュレーションのおかげか、どのメーカーより色味がキレイに出る気がします。


フィルムシミュレーション:Velvia
絞り:F22、 シャッタースピード:1/60秒、ISO:640、焦点距離:55mm

レンズの最短撮影距離、望遠側40cmで撮影。 お花の撮影にはちょうどいい距離感です。


フィルムシミュレーション:クラシッククローム
絞り:F2.8、 シャッタースピード:1/250秒、ISO:200、焦点距離:55mm

開放F2.8のお花の写真を2枚。 想像以上のボケ味が出てくれました。


フィルムシミュレーション:Velvia
絞り:F2.8、 シャッタースピード:1/500秒、ISO:200、焦点距離:55mm

フィルムシミュレーション:クラシッククローム
絞り:F2.8、 シャッタースピード:1/1000秒、ISO:200、焦点距:40mm

モノクロで撮影した写真を2枚。
正直モノクロは得意ではなく、いつもなら撮影意欲すらわかないのですが、ズーム倍率が使いやすいおかげで、楽しく撮影でました。


フィルムシミュレーション:ACROS
絞り:F3.2、 シャッタースピード:1/125秒、ISO:200、焦点距離:83mm

フィルムシミュレーション:ACROS
絞り:F22、 シャッタースピード:1/250秒、ISO:200、焦点距離:36mm

せっかくなので防塵・防滴を生かして雨の日に撮影した2枚。


フィルムシミュレーション:ASTIA
絞り:F2.8、 シャッタースピード:1/60秒、ISO:200、焦点距離:40mm

フィルムシミュレーション:ASTIA
絞り:F2.8、 シャッタースピード:1/250秒、ISO:200、焦点距離:44mm

レンズの性能が試される逆光撮影を続けて2枚。
フレアを抑える新しいナノコーティングのおかげで、難しい逆光撮影も余裕です。


フィルムシミュレーション:Velvia
絞り:F20、 シャッタースピード:1/2000秒、ISO:200、焦点距離:55mm

フィルムシミュレーション:Velvia
絞り:F22、 シャッタースピード:1/2000秒、ISO:400、焦点距離:46mm

最後に流行りのインスタ映えにチャレンジしてみましょう。
正方形に変更すればそれっぽくみえないこともないですが・・・これはiPhoneで撮影したほうが簡単ですね。


フィルムシミュレーション:PRO Neg.Hi
絞り:F2.8、シャッタースピード:1/60秒、ISO:1000、焦点距離:24mm

フィルムシミュレーション:Velvia
絞り:F2.8、シャッタースピード:1/30秒、ISO:200、焦点距離:55mm

作例は以上です。
普段は開放F1.4の単焦点を使用しているので、F2.8ではボケ味が物足りないかな?
と不安でしたが、十分楽しめました。
今回レビューは標準ズームでしたが、運動会で大活躍の望遠レンズも入荷しています。
レンタルはご来社いただかなくても発送レンタルも可能ですので、フジカメラユーザーの方は、遠方の方でもぜひこの機会にレンタルしてみてください!

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