秋の運動会直前緊急特集!
レンタル館新作望遠レンズのご紹介
今年も近づいてまいりました!まもなく秋の運動会がやってきます!
全国のパパさんママさんがお子さんのご活躍を映像や写真に残すため、大人もいっしょに大奮闘する、みんなの一大イベントです。
さて今月は、運動会撮影に人気の一眼レフカメラ必須アイテム「望遠ズームレンズ」をご紹介したいと思います。
なお別で「運動会おすすめカメラ特集」もございます。本記事作成以降の更に新しいレンズも紹介しています。細かくアップデートもしていますので合わせてご参照ください。
キヤノン EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
2014年冬発売。レンタルでも超人気の100〜400mm後継機で、なんと実に16年ぶりのリニューアル!
最新技術を惜しみなく搭載し、高画質が約束されたハイスペックなレンズですが、特に手ブレ補正効果が大きく改善しました。
数値ではシャッター速度換算で旧型の1.5段分から4段分に向上。運動会では三脚などが使えない状況が多いと思いますが、そういった場合の手持ちでの撮影時に、大きく貢献するはずです。
その他スペックでは、最短撮影距離が旧型の1.8mから0.98mへ短縮。それに伴い最大撮影倍率が0.2倍から0.31倍へとなり、被写体を大きく写せるようになりました。
ただし、ちょっと重いのが玉にキズ。ズーム時もご覧のようにかなり伸びます。
またレンズフードも大きいので、撮影時は回りに配慮も必要かと思います。
ズーム域の違いは?
EOS KISS X8iにレンズを装着して、100mm側、400mm側で撮り比べてみました。
いずれの写真も被写体から大体7〜8メートルほど離れて撮影、Pモードの初期設定で、リサイズのみしています。
クリックすることで少し拡大できます。
なおAPS-Cサイズのセンサーを搭載したカメラで撮影しているため、焦点距離は表記の約1.6倍、つまりレンズに表記されている数値よりも望遠になっていることにご注意ください。
上が100mm側(35mm判換算160mm)、下が400mm側(35mm判換算640mm)です。
ソニー SEL70300G
FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS
名実ともにソニーデジタル一眼レフカメラのメインロードとなったEマウントからは、フルサイズセンサーにも対応した300mm望遠レンズをご紹介。
これまでEマウントは240mmまでのレンズが最長でしたが、2016年春にようやく300mm級レンズが発売されました。
フルサイズでの使用で300mmですので、α6000系のAPS-Cサイズカメラで使えば焦点距離は1.5倍となり、450mmの超望遠となります。
レンズ自体は大きすぎる、というわけではないため、APS-Cのカメラをお持ちの方も十二分に「使える」望遠ズームレンズだと思います。
またご存じの方も多いと思いますが、Aマウントでも同等クラスのレンズが存在していました。
そちらを旧型とみなしてキヤノンレンズと同じように比較をしてみると、最短撮影距離が旧型の1.2mから0.9mへ短縮し、最大撮影倍率が0.25倍から0.31倍へとなっています。
ソニーの交換レンズも堅実に進化を遂げているようです。
こちらもズーム時はそこそこ伸びます。レンズフードも大きいのは、望遠レンズの宿命でしょうか。
ズーム域の違いは?
α7S IIにレンズを装着して、70mm側、300mm側で撮り比べてみました。
いずれの写真も被写体から大体7〜8メートルほど離れて撮影、Pモードの初期設定で、リサイズのみしています。
クリックすることで少し拡大できます。
なおフルサイズのセンサーを搭載したカメラで撮影しているため、焦点距離は表記の等倍です。
上が70mm側、下が300mm側です。
パナソニック マイクロフォーサーズ H-RS100400
LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.
マイクロフォーサーズ規格の超望遠ズームレンズです。
100-400mmとなっていますが、マイクロフォーサーズでは35mm判換算で焦点距離が2倍となりますので、200-800mmというすさまじいスペックになります。
ボディ・レンズともに比較的小型で構成されていますが、センサーサイズのおかげで超望遠撮影が手軽に楽しめてしまいます。
このレンズも2016年の春に発売されたばかり。なかなかオススメの1本です。
最短撮影距離は1.3m、最大撮影倍率が0.25倍と前述のレンズと比べると並な性能ですが、35mm判換算にすると実は最大撮影倍率が0.5倍になります。つまりハーフマクロ撮影もこなせてしまうスグレモノだったりします。
H-RS100400はズーム時はとてつもなく伸びます。その代わりフードが小さくなっています。
なおフードは本体についたままになっていて、前にスライドさせるだけでかんたんに装着できます。紛失する心配がないのは嬉しいポイントですね。
ズーム域の違いは?
GH4にレンズを装着して、100mm側、400mm側で撮り比べてみました。
いずれの写真も被写体から大体7〜8メートルほど離れて撮影、Pモードの初期設定で、リサイズのみしています。
クリックすることで少し拡大できます。
なおマイクロフォーサーズのセンサーを搭載したカメラで撮影しているため、焦点距離は表記の約2倍、つまりレンズに表記されている数値よりも望遠になっていることにご注意ください。
上が100mm側、下が400mm側です。
3本のレンズの比較
最後にご紹介した3本のレンズを比較してみました。左からFE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.S.、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMです。
まずは全長最短時。キヤノンの白レンズ(右)が太く長さがあるのがわかります。
見た目通り重さもずっしりときますので、レンズ本体の内部には様々なレンズが構成されているのだと予想できます。
続いて全長が最長時の比較です。やはりキヤノンのレンズが一番長くなりますが、ソニーのレンズは(この中では)コンパクトなのもわかるかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
少し離れた場所からの撮影だと、思っている以上に大きいmm数が必要なのです。300mm程度あってようやくスタートラインに立てると言っても過言ではないのでしょうか?
駆け足の記事でしたが、焦点距離の違いでどの程度アップに撮影できるか、少しでもイメージできたら嬉しく思います。 こちらで紹介した以外にも、たくさんのレンズ、そしてもちろんボディがありますので、じっくり選んで、レンタルをご利用いただければ幸いです。
おまけ ニコン
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
最後までこのレンズを「運動会」で使うのはどうなんだろうと悩みましたが、簡単にご紹介だけしたいと思います。
さっそくですが、このズームレンズの寸法は「約108mm(最大径)×267.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)」、重さ「約2300g(三脚座を含む)」という、文字通り巨大なレンズです。
強力な手ブレ補正機構が搭載されているため、手持ち撮影でもそこそこ使えますが、この重さを長時間振り回すのは、一般的な成人男性であってもつらいものがあるのではないかと思うのです。
そういった理由から、こちらのレンズは「三脚等が使用可能」な環境でしたら、一考の価値があるレンズだ、と申しておきます。
事実、レンタル館でもかなり人気の商品です!