さまざまな音声の入力端子のご紹介
カメラには内蔵マイク以外に、外付けのマイクを取り付けて使用することもでき、 収音能力や音質は内蔵マイクを上回る場合がほとんどです。 そのため、音声がメインとなりえるインタビューや対談の撮影には、外部マイクの利用がベターです。
外付け用マイクを使用する際は、当たり前ですが、カメラのマイク入力端子の形状にあったマイクを用意する必要があります。 しかしビデオカメラにはさまざまな入力端子、接続方法が存在するため、使用するカメラにあった適切なマイクを選ばなくてはなりません。
今回はその入力端子を写真を交えてご紹介します。もちろんレンタル館でご利用いただける機材のご紹介もありますよ。
ホットシュー?コールドシュー?
まずはじめに、ビデオカメラや一眼レフカメラには、外部機器を取り付けるための「シュー」という部分があります(※)。
多少メーカーによって名称が異なっているようですが、総じて「アクセサリーシュー」と言うものになります。
ですが、アクセサリーシューには、「ホットシュー」と呼ばれたり、ホットとの対比で「コールドシュー」と呼ばれたりする場合もあります。
これらの違いは何なのでしょうか?
※一部の小型軽量タイプにはシューが省略され、外部機器が取付不可なものもあります。
ホットシューは電子接点あり
ホットシューとは、電子接点があるアクセサリーシューのことです。
以前は外部機器用の電源(電池など)が必須だったり、
フラッシュを使う場合は別途ケーブルでの接続が必要でしたが、
ホットシューの登場で専用の電源が不要になったり、
フラッシュをカメラに乗せるたけでかんたんに同期させて使うことができるようになりました。
コールドシューは電子接点なし
ホットシューの登場で、それまでの電子接点のないアクセサリーシューのことをコールドシューと呼ぶようにもなりました。 カメラとの接続は別途ケーブルなどを用いるため、単純に外部機器を固定するためのシューと言えます。
独自規格が多いソニー製ビデオカメラ
はじめに、レンタル館で取り扱い機種の多いソニー製のビデオカメラについて解説します。
ソニーのカメラは独自規格の端子が多く存在し、発売時期によって端子が異なるため、非常に間違いやすくなっています。
マルチインターフェースシュー(2013年〜)
マルチインターフェースシューは2014年現在、ソニーの多くのカメラに使われている形状です。
マイク以外にライトや電子ビューファインダーなども発売されており、汎用性の高いシューと言えます。
レンタル館で取り扱いのあるビデオカメラでは、HDR-CX630V、NEX-VG30H、FDR-AX100などから採用されています。
完全に余談ですが、シューの名称「マルチインターフェース」の頭文字を取った「mi」というロゴが、端子部にあります。 他のシューにも同様なので、以下、写真を見て「ニヤ」っとしてみて下さい。
マルチインターフェースシュー対応機種
アクティブインターフェースシュー(2006〜2012年)
DCR-SR100、DCR-DVD308、HDR-UX1といったビデオカメラなどから搭載されはじめ、
HDR-XR550V、HDR-CX720V、HDR-PJ590Vといった比較的最近の機種まで採用されていたシューです。
Aiというマークが目印です。
アクティブインターフェースシュー対応機種
インテリジェントアクセサリーシュー(〜2005年)
DCR-HC40、DCR-DVD301、DCR-VX2100、HDRーHC1といった、比較的古いカメラに使われていた端子です。 マークはiAとなっていて、アクティブインターフェースシューの逆となっています。ロゴマークで見分けるのもちょっとややこしいかもしれません。
メーカーを問わない音声入力端子
φ3.5ミニプラグ(ミニジャック)
メーカーを問わず、搭載されることが多い共通規格。
ただし、カメラのメーカーや種類によって、接続する機器の機能を最大限に生かせなかったり、電源供給が必要だったりと、
カメラ側のミニプラグの仕様を確認する必要があります。
写真には「PLUG IN POWER」とあるため、繋ぐだけで外部マイクに電源が供給されます。
ミニプラグ対応機種例
まとめ
たくさんのシュータイプがあって、少し難しかったかも知れません。
レンタル館では各タイプ対応のマイクなど扱いがありますが、ビデオカメラのおすすめオプションに対応機器を掲載していますので、そちらからご注文いただければ間違いないと思います。
よく分からない場合はお気軽にお問い合わせ下さい。
外部マイクのレンタル
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アクセサリのレンタル
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